「ファイナルファンタジー4(以下FF4)」は1991年にスクエアから発売されたSFC用RPGゲームである。2020年9月9日に「ピクセルリマスター」と銘打ってリメイク版が発売されたので、久々にプレイしてみた。
これまでFF1からFF3までのピクセルリマスター版をすでにプレイしており、相当やりやすくなっている印象を受けたのでFF4も楽勝だと思っていたのだが、なぜか「カイナッツォ」を倒すのに苦労してしまった。せっかくなので苦労話と攻略法を記録として残そうと思う。
【FF4】カイナッツォの攻略
津波の恐怖
「カイナッツォ」に至るまでの攻略はそりゃあもうトントン拍子で何の問題もなかったのだが、苦難は突然現れた。カイナッツォの繰り出す「津波」があまりにも強力であるがゆえに初見プレイでは見事に全滅してしまった。
「津波」は一撃で全員に1000から1400程度のダメージを食らってしまう。順調にきていても、生き残れるのはセシルとヤン位のものである。
2回くらい戦ってみて、これはなにか工夫が必要だと感じた私はいくつかの可能性を考えた。
- 実はシェルが効く
- ホントはプロテスが効く
- いやいやブリンクで行ける
これら全を一応試してみたがどうにもうまく行かない。やむなくレベル上げをしようと思ったのだが、テラ、パロム、ポロムのHPが1000を超えるまでレベル上げをしなけりゃならないような仕様にはなっていないとも思われた。
いい年こいて攻略サイトに目を通そうと思って最後の勝負に出たときに、なんとも拍子抜けた真実を目の当たりにした。
結局サンダガをぶちかませば良かっただけ。
これまで通常の敵に対してサンダー系が渋いと感じていたため、テラには基本的にブリザラを使わせていた。カイナッツォ戦でも何も考えずブリザラやブリザガを使わせていたのだが、最後の最後にサンダガを使用してみた。すると大量のダメージとともに「雷属性がバリアを打ち砕いた!」の文字が現れた。
下らないことを色々試していたが、魔法を変えてみるという最初にやらなきゃならんことを試してなかった。灯台下暗しと言うべきか、単なる間抜けというべきか。何れにせよサンダガを食らわせてからは一瞬で倒すことができた。
ただ私は気づいていたよ。この後にあれが発生することを。
そしてパロム、ポロムの悲劇
FF4を我々の心に刻み込んだ最大の原因が「パロム、ポロムの悲劇」だろう(エッジの両親モンスター化というエグいエピソードもあったが)。
カイナッツォ攻略の直後、最後の力を振り絞りやがったカイナッツォが、部屋の壁を動かして我々を押しつぶそうとする。そして自らを石化させることによってパロムとポロムがその壁を押し留めてくれるのである。
ミシディアで生まれた才能豊かな魔法使いではあるが、まだ子供である。そんな彼らの勇気ある行動に胸が熱くなると共に、「なんでこんな事になってしまうんだ」と戦乱が巻き起こす悲劇に胸が締め付けられる思いに駆られたのは私ばかりではないだろう。
実際このイベントがFF4で発生することを忘れてはいたのだが、ミシディアで二人に出会ったときに「あ、あれFF4だったか」と何やら身構えてしまった。
何度見てもしんどいね。結局平気な顔して帰ってくるけど。b
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