そろそろ2年
SonyのウェアラブルネックスピーカーSRS-WS1を購入してそろそろ2年が経つ。購入した当時は、長年ほしいと思っていた大型のテレビを購入して1年が経過しようとしていた頃だった。映像に関して不満はなかった。それどころか非常に満足だったのだが、音に関しては-テレビというよりは映画特有の問題で-少々不満があった。つまり、映画は基本的にBGMが大きく人の声が小さい。したがって、声を聞こうとするとBGMがでかくなりすぎてしまう。集合住宅で暮らしている場合は重要な問題である。もちろんヘッドホンをすれば一瞬で会見するのだが、ヘッドホンを使えば使うほど外した時の開放感のある状況を求めてしまう。そんなときに知ったのがsony のウェアラブルネックスピーカーSRS-WS1であった。
ほぼ衝動買い
大音量で視聴できるのはいいものの、ヘッドホンの圧迫に耐えられなくなっていた私は-ほぼ衝動買いであったが-SRS-WS1を購入した。結果的に、ある程度満足できる製品だったし、今でもそう思っている。
具体的な感想としては、TVから出る音声と相まって思った以上に立体感を持った音を楽しむことができる。また、もともとの音源が耳元にあるので、小さな音でも映画等を楽しむことができる。しかも耳の圧迫感はない。
ただ、家電の一般論だと思うが、過度な期待をすると肩透かしにあうので、自分の期待の3割程度しか実現しないと思ったほうが良いと思う。特にこの手の「音」に関わるものは気をつけるべきだと思う。
注意点
家電については過度の期待はしないほうがよいという前提のもとで、それでもなお購入を考えている人は、ひとつ注意すべき点がある。
頻繁に使用しているとシミができる可能性があるので、専用カバーも一緒に買ったほうが良い。
SRS-WS1の内側はメッシュ状になっているが、そこに顎やら首やらが当たることがある。髪が長ければ当然あたる。その結果としてシミができてしまう可能性がある。あまり気分の良い画像ではないが、私が所有しているものは以下の通りの燦々たる状況にある。
まあ、汚くなったところで機能に問題はないのだが、少なくとも、人と共有するのはお互いに相当な精神的な負荷を要求することになる。気にしないのは、命を預けあった生涯の友か、小さな子供くらいだろう。もし交際相手にこんなものを手渡すようなことをしたら確実に振られる。
私のような独り身の人間が今後も使い続けるのにはもちろん問題ないが、それでもなお「こんなきたねえものをつかっているのか」と神経を疑われる可能性があるので、やはりきれいにしておく、あるいは汚れを隠す必要はあるかもしれない。
最後に・・・
実はこの製品にはこれまで述べてこなかった「うり」がある。つまり「重低音がなる度にブルブルと震える機能」が存在している。あくまで個人的な見解として聞いてほしいが、実際に体感すると少々間抜けなので基本的にオフにしている。ほんの僅かでも振動機能に魅力を感じている人は、あまり期待しないほうがよいと思う。
この記事を書いた人
最新記事
- 2025年1月12日
【千と千尋の神隠し】幻のエンディングに関する都市伝説の素晴らしさ-記憶の捏造という妙技- - 2025年1月1日
映画「ぼくらの七日間戦争」のあらすじとその考察-状況への反抗、そして火垂るの墓- - 2024年12月12日
【火垂るの墓】清太の心の傷を考える-エヴァンゲリオンの碇シンジ評との比較- - 2024年12月9日
【火垂るの墓】名言、名台詞&英語表現集 - 2024年12月4日
【火垂るの墓】高畑勲が犯したかもしれないミス-モロトフのパン籠を巡る謎-